支部
開催日:2015年04月15日
開始時間:00:00
会場:葛飾区立青葉中学校
今日は葛飾法人会・上千葉支部の新しい試み、盲導犬の体験学習に立ち会わせていただきました。
葛飾区の青葉中学校に日本盲導犬協会の方を招き、盲導犬の役割や目の不自由な方への接し方等についてとても丁寧に説明していただきました。盲導犬を必要とされている方は日本全体でおよそ3,000人といわれているそう。ですが、実際活躍している盲導犬は約1,000頭……単純に3人に1人の割合です。もっと盲導犬を増やせば良いでは?と考える方もいるかと思いますが、10頭訓練して3頭が盲導犬になれるかの狭き門。盲導犬を希望しても中々手に入れられない。そんな現状なのだそうです。
盲導犬が手元にない方は、白杖や手引き(人の介助)により普段の生活を送っていますが盲導犬と比べると行動範囲が狭まるようです。白杖では恐怖心から一歩踏み出すことがとても困難で、手引きでは介助してくれる方への気疲れもあり行動範囲を広げることができなかったと実際に盲導犬と生活されている方が仰っていました。
生徒の代表者が目隠しをして白杖の体験をしましたが、前後左右がわからななくなり見当違いの方へ歩いてしまう子や、怖くて動けなくなってしまう子もいて、白杖での生活の困難さを身を以って感じることができたのではないかと思います。また、手引きの体験では、目の不自由な方への接し方を学習できたのではないかと思います。
中学生への体験学習ではありましたが、五体満足である事に感謝しつつ、体に不自由を抱えている方に対して自分は何ができるのか?何かしてきたか?……改めて考えさせられました。今回の学習で一人でも多くの生徒たちがそんな風に感じてくれれば良いなと思いますね。
そうそう、盲導犬は人が大好きなので声をかけたり、触ったり、目をじっと見たりしないでくださいね。この人について行けば、何か良い事があるのでは??と仕事を忘れてしまう子ともあるそうですので。
秋元支部長